NPOホタルの会
NPOホタルの会へようこそ 会からのごあいさつ ホタルの生態とその一生 ホタルと日本人・蛍狩り 支部活動のご紹介
ホタルの里づくり ホタルの飼育方法特集 活動事例のご紹介 ホタルの窓 水のしらべ方
子どもたちとともに 陸生ホタルについて ホタル写真の撮り方 南の国のホタルたち 書籍とリンク集

ホタルの生態とその一生

はじめに   (1)飛翔(ひしょう)   (2)産卵   (3)水中生活   (4)上陸   (5)まとめ

上陸
a) 条件
  「ゲンジボタル」は6〜7回の脱皮を経て、終令に達した幼虫(体長3cmくらい)は、4月上旬から中旬にかけて、(例:関東)雨か、雨上がりの夜、暗くなると一斉に上陸をはじめます。外敵の蟻やクモが、水が苦手なのを知っているのですね。上陸は一晩中続きます。淡い光を放ちながら、ゆっくりと川岸からい上がってくる姿は幻想的で感動的です。

  一般的に、上陸の条件としては、気温・水温15〜20℃、湿度70〜80%といわれていますが、もうひとつ大事なポイントは、「日長時間」です。幼虫があの小さな体に、まるで正確な体内時計を秘めているかのような、神秘性にうたれます。
幼虫の上陸風景
幼虫の上陸風景
b) 蛹化ようか
 上陸した幼虫は、草の根元付近の柔らかい土を探して、ゆっくり体を隠していきます。地中では、体を回転させながら 粘液ねんえき を出して周りの土を固めます。いわゆる土まゆづくりです。
幼虫は、この作業を終えると、あとはじっとさなぎになる日を待ちます。蛹ももちろん発光します。ただ成虫のように明滅はしません。土の中で青白く光る蛹の光は、「ホタル」の一生のうちで最も美しいと言われます。
c) 羽化うか
 幼虫は、上陸しておよそ1ヶ月で蛹になり、それから約10日間で成虫になります。上陸から羽化まで40〜50日間です。羽化した成虫は、しばらく土まゆの中で休み、その間に羽は黒く硬くなります。そして3〜4日後の夜、地上に這い出してきて大空へ飛び立ちます。
ホタルの寿命は、雄が平均13.9日、雌が15.5日というデータがありますが、自然界では外敵も多く、飛び回る雄は3〜4日、雌は5〜6日位しか生きられないようです。
蛹から成虫へ!
西川祐介氏 撮影
※ 注意点
 蛹の時期、水分が不足したり、カビ菌に犯されると、奇形になったり、場合によっては死ぬこともあります。外敵はモグラです。この暴れん坊が土中を掘り返したら、ひとたまりもありません。
そして、最大の敵は、私たち人間です。川岸を無神経に踏み固めると、蛹は踏みつぶされてしまいます。さらに、除草剤の使用です。土の湿気が無くなってしまいます。

はじめに   (1)飛翔(ひしょう)   (2)産卵   (3)水中生活   (4)上陸   (5)まとめ



当ホームページに掲載されているあらゆる内容の無許可転載・転用を禁止します。
Copyright 2007-2011 NPOホタルの会. All rights reserved. Never reproduce or republicate without written permission.